小樽の坂牛邸を訪れ坂牛さんにお会いする
今回の学会では初日と3日目に司会が3つあり3日間札幌に居なければならない。というわけで中日の今日は建築見学ツアー。午前中小樽の「坂牛邸」を見て午後「上遠野邸」を見て夕方「モエレ沼公園」に行った。
小樽の坂牛邸(僕とは親戚でもなんでもないのだが)はNPO法人歴史的地域資産研究機構の原朋教さんの案内で見学をした。原さんたちは北海道の歴史建築を保存する運動をしている。そんな関係でいつもはいらっしゃらない坂牛邸のオーナーである坂牛さんともお会いして建物の話を聞くことができた。この建物はライトの弟子だった田上さんが27歳の時の設計。随所に見られる斜めの線がライトを髣髴とさせる。
それにしてもヴァーチャルな世界では親しみを覚えていた「坂牛邸」にひょんなことから訪れしかもその坂牛さんと会えたのは不思議な感覚。坂牛さんは岩手の出身とのことで、坂牛の発祥の地八戸が昔は岩手県だったことを考えると本家本元の坂牛さんなのだろう。
その後行った「上遠野邸」の上遠野さんに小樽の坂牛さんの親戚だと思われていたのが面白い。「上遠野邸」は『都市住宅』に掲載されていたのを学生時代に見た印象が強烈だった。ファンズワース邸をレンガと鉄骨で作ったような建物である。
風も雨もおさまらずモエレ沼では貝島さんと遭遇。彼女が山を二つ登ったというので張り合って登ったらびしょびしょになった。
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