ニーマイヤーのコンクリートは紙のように軽やか
今日は車を一台チャーターして朝からニーマイヤー漬け。その結果ニーマイヤーはカルトラーバのように必ずしも構造的な合理性でデザインをしているのではないと感じた。一見構造的に見えてもよくよく考えるとこれは装飾だなと感ずるところが多々ある。でもそれでいいのだろうと思う。それにしてもコンクリートでよくこれだけスパンとばすよなあと感心する。
昼はショッピングセンターのフードコートでサラダを食べた。数十種類ある野菜やキノコやヤシの芽などから好きなものを選んでミックスサラダにしてくれる。これが僕にとってはめちゃくちゃ美味しいのだが、見ていると地元の人はあまり食べていない、ブラジリアに来ている他国の健康志向の外交官たちが注文しているようである。
午後は3時に予約していた外務省の見学。あの有名なコンクリートのらせん階段を見る。本物は写真よりいい。ガイドが言うにはこの階段に手すりが無いことについてニーマイヤーは3つの理由を挙げたそうだ。一つはこの階段はアート作品であること。二つ目はこの階段は幅が広いので真ん中を歩けば危なくない。三つ目はこの建物にはエレベーターも別の階段もあるので心配な人はこの階段を使う必要はない。幸い今まで落ちてけがをした人はいないそうである。おおらかな国である。
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