最近思考はますますアナログ化
屋根の勾配と睨めっこ。軒の高さを一定にすると棟はどこに来るのか?軒を一定にしないとどういう形になりうるのか?屋根の勾配と天井高さは?建物密度が高い都市的環境ではそうしたことは往々にして法律の縛りの中でほぼ自動的に決定されていく。一方でそうした縛りが少ない地方的環境では形態の自由度ははるかに増加し、設計者の主体的判断が前景化する。場所によってこんなに自由度が変化すると発想ももガラリと変わり得る。変わることがローカリティなのか変わらないことが設計者の理念なのか??設計者の主体とは何なのか?「希薄な主体」などと講義しながら、前景化した主体にあたふたする自分がここにいる。
それにしてもこういう算数を竹の物差しと鉛筆と電卓で考えているのだから呆れる。最近ますます思考がアナログ化している。
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