手術
皮膚に脂肪がたまりニキビのような物が数か月前に太腿の上にできた。放っておいたら少し大きくなってきた。その昔義母の喉におできのようなものができ、放っておいたら大きくなっていつしか癌になり帰らぬ人になった。小さなうちに切除せよと医者から言われたのに、忙しさと医者嫌いが悲劇を生んだ。そのことを思い出し、心配になって近くの皮膚科に行ったら「心配いりませんよ、気になるなら切ってもらってください医者を紹介しましょう」と言われた。
切除と言われてまた昔のことを思い出した。その昔やはりこんな脂肪の固まりが耳たぶの裏にできた。ニキビかと思ったのだが手術しますと言われた。新宿厚生年金病院の本格的手術室でビビッていたらものの5分で手術は終わった。今回もあの時と同じなのだろうと思ったら気が楽になった。「手術室」と書かれた部屋に通されたが予想通り手術はものの5分で終わってほっとした。しかしとった固まりを「病理検査します」というのでまたビビる。ただの脂肪の固まりじゃないのですか?と聞くと「脂肪ではありません」と言われた。「では何ですか?」と聞くとそれを調べるために検査をするのだと言う。とりあえず傷みがなくなったので楽になったのだが体に異変が起こるとちょっとしたことでも心配になる。歳のせいだろうか?
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