手抜きを防ぐにはリーダーがしっかりすること
組織の中では働いているのは2割で残り8割は遊んでいるとよく言われる。その8割を個別に働かせるときちんとした成果を出すのだが集団に入れると手抜きをする。大学にいると別にそんなことを意識しないが日建にいた時はよくそう思った。
釘原直樹『人はなぜ集団になると怠けるのか「社会的手抜き」の心理学』中公新書2013を読みながらそんな一般論を思い出す。そして自分も研究室や事務所と言う集団を統率する人としてどうしたらいいのだろうと思う時もある。とは言え人間社会に100%を期待するのは無理だし、ルーズな人間がいるから組織が硬直化しないというのも一方の真理だと思っている。なので研究室には80%事務所には90%程度しか期待しない(これでも結構目標値として高いはず)。
とは言えこの数字は放っておくとぐんぐん下がる可能性があるのである程度は集団の社会的手抜きに気を付けなければならないのだが、どうもそれを封じるもっとっも良い手はリーダーがしっかりすることのようである。
その場合のリーダーの資質は
① 部下の理想の人物として尊敬されること
② ビジョンを提示しその達成可能性を伝えること
③ 自発行為を促し失敗の責任をとること
④ 部下の良き相談相手となること
これを見てああリーダー失格と思ったあなたは大変謙虚。私も自信を失いました。
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