金町の由来
先日四谷という地名の由来で議論になったので筒井巧『東京の地名』河井書房新社2014で調べてみたら、なんと通説の四つの谷ではなく四つの家だと書いてあった。
そこでついでに他の地名も見てみると、この本には下町の名前が多く載っており「金町」を見つけた。其れによると金町は江戸時代の宿場町新宿(理科大の住所)を通る水戸街道が防衛上の理由で鉤の手状に曲げられていたことに端を発する。そこからその道が大工の使う曲尺(カネジャク)に似ていることで新宿の南側が曲金(マガリカネ)と呼ばれるに至る。そこで推測するに金町も曲町(カナマチ)の意から字が変わったのだろうと書いてあった。四谷といい金町といい音を残し漢字を変えているところが面白い。イメージを変えたいということだろうか?
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