条件づけられた建築の彼岸を垣間見ること
昨日初めてゆっくりお話しした編集者のIさんが現代人は熟慮を避けて結果にいかに早く辿り着くかと言うある種プラグマティックな思想に傾いていることを危惧していた。それを彼は「ショートカット」と呼んでいたが同感である。世の中にはショートカットが蔓延している。その理由の一つはネット上の膨大な情報をかき分ける術の習得が必然となってきたからでもある。そして単に結果に早く行きつくプロセス(方法)を編み出すのではなく、建築の限界ラインの彼岸を垣間見ることが今必要なのではないかと言っていた。その意味で「建築の条件」はそうした限界ラインをおぼろげにでも見せてくれる重要な枠組みの提示だと評価してくれた。そうだと自分でも思っている。未だ書いていないところ。書いてはみたものの修正したいところ。頭の中をもう少し整理しよう。
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