ETHの先生とお話する
鹿島出版会で午後ミーティング。少しずつ本作りのポイントに向かっている。終わって夜はETHのデザインの教授と構造デザインの教授と夕食。彼らは日本の折り紙学会にやってきている。初めてお会いするので当然スイス人かと思っていたがデザインの教授ホアンはバルセロナの人。構造家のピエルルイジはイタリア人である。ETHにはこんなラテン系の先生が沢山いるのかと聞いたらそんないるわけでもないらしい。いろいろ聞いていると北ヨーロッパと南ヨーロッパの差を強調するのでなんでスイスに来たのかと聞くと、いつかは南に戻りたく、今は南に仕事が無いので北に居るという。古来南北ヨーロッパの溝は埋まらないのだということがよくわかる。彼ら曰く南は不完全、カオス、スモールスケールを好み、言えば南はデュオニソスであり北はアポロなのだと言ってはばからない。なるほど!!
最近の日本の建築をどう思うと聞くと先日読んだ飯島洋一と同じようなことを言っていた。ブランド建築家が世界資本の思うがままに建築を作らせられている。これは世界の問題であり世界中にブランドスタンプを押して回るような建築はさっさとやめた方がいいと言っていた。同感である。
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