風景の見方 ピクチャレスク研究している学生がいるのでこんな本をチェックしてみた。ラファエル・ミラーニ深田麻里亜他訳『風景の美学』ブリュッケ2014。風景が近代絵画の中で確立してきた経緯が説明される。つまりは風景とは時代ごとに場所ごとにその視線の枠組みが(これを文化と言ってもいいだろうし、趣味という人もいるが)生み出してきた自然の(あるいは場合によっては都市の)見方なのであう。ピクチャレススクは19世紀の自然の見方の一つなのだということであろう。この物の見方が昨今研究対象として盛んなのだと書いてある。何故なのだろうか?20世紀へのアンチテーゼとして19世紀を再考しようということなのか?
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