理科大二部建築学科合同講評会
夜神楽坂キャンパスで理科大二部建築学科の2年生から4年までの後期合同講評会。2年生2課題で4プロジェクト、3年生3課題で6プロジェクト、そして卒計3プロジェクト。審査員は常勤の3人の先生と非常勤の先生たち。新堀さん、河辺さん、浅見さん、蜂屋さん、長谷川さん、木島さん、萩原さん、白子さん、細矢さん、広谷さん、手嶋さん、塩田さん、高橋さんが参加。毎年思うがなかなか豪華な講評会である。
今年選出された作品は形態的に見ると大きく二つに分かれるように思える。一つは敷地に寄り添うもの、もう一つは敷地に寄り添わないものである。一方内容的に見るとそこに建築の重要な要素として人の視線が介在するものとそうでないものがあると思われた。これはつまり僕の中では敷地と人間が建築を分類する大きな分かれ目になっているということの裏返しなのである。そしてでは敷地に寄り添い、人間の視点があることがいい建築なのかというと実はそうでもないということに気がついた
つまり論理的には自分では敷地と人が重要だと分かってはいるがそれを超えたいと思っており、それを刺激するような案が見られたということである。
たまさか審査員の選択で一等賞をとったのが写真の作品である。理科大神楽坂の建物である。2年生にしてこれだけの形が作れるという驚きがある。そしてこの形へ到達するエネルギーと葛藤が垣間見られる。
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