ビジコンと建築
午後アメリカのビジネスコンサルでパートナーをしている中高の同窓生が部下2人をつれて事務所を訪れた。前々から少し意見を聞きたいと言われていたのでそれにお答えした。お題はこれからのコミュニケ―ションとは?で、それに対する彼らの仮説は三つ。
① 気配を伝える
② モノと分かり合う
③ ありのままの自分を生みだす
なにやら禅問答のようだが僕なりにそれを建築的見地から語るなら
① 縁側的αスペース
② 人間を特権化しないニューマテリアリズム
③ ポジショニングを忘れさせるオフィスの畳空間
などなど
となるわけである。なんともビジネスコンサルタントが考えることと建築屋が考えることの底部に流れるものは同じだなと少々驚いた。
夕方坂牛研から他大の院に行った安田から案内された展覧会に自転車で行く。おお代々木にこんなおもろい場所があるとは知らなかった!!緑に囲まれた路地空間。ここで篠原先生みたいに昼からワイン飲みたいな今度!!それで展覧会はと言うとなかなかその場所が見つからずやっと見つかった場所は3畳間くらいの小さなスペースで驚いた。ついでに彼らのリサーチや提案が先程のビジネスコンサルタントの方たちが話していることと極めて似ているのに驚いた。おいおい建築の学生ならもっと建築的な未来を描けよ。こういうことはビジコンの方にお任せしたら?と思わなくもない。それとも君達は将来ビジコンで働くのかしら?まあそれも悪くないとは思うけれど。
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