建築の世界化を引き起こすものは?
エンリクと建築のグローバライゼーションとローカライゼーションの話をしていて鋭い指摘を受けた。僕のストーリーはローマから始まる帝国の歴史はグローバライゼーションの始まりで、そしてモダニズムの時代に次のグローバライゼーションが来るという話に対して、彼はその間にもゴシックスタイル、パラデイオニズム、ネオクラシシズムは立派なグローバライゼーション的なものであり、それに対してロマンチシズムはローカライゼーションと位置付けられると言う。なるほどこれらは立派に文化の世界的(といえば言い過ぎだが)伝播である。だから僕のストーリーには条件をつけておかねばなるまい。すなわち、柄谷が言うところの世界システムである「帝国」、あるいは「経済」を基盤としたグローバライゼーションと歩調を合わせた建築の世界化である。ではそこに差があるのだろうか?うーん地理的な範囲を比べるなら、世界システムを背景に持つ方がその範囲が広くかつ正確に伝わっているという気がするが、気がするとしか言えない。もう少し考えてみよう。
今日見たセルトがまだバルセロナにいた頃のコルビュジエそっくりのモダニズムを見ると人のつながりも国境を越えるとても大きな要素であるし、、
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