ポツダム宣言を読もう
日本の総理大臣がポツダム宣言を読んだことも無いということが話題になったが、自分自身高校の教科書に載っていたかどうかも記憶の彼方である。やはり終戦記念日も過ぎて一度は読んでおかねばと思い大学に行く地下鉄の中で読み始めたら金町に着く前に読み終わった。13項目からなるこの宣言は実に簡明なものである。英語で読んでも20 分はかから無い。
宣言の第二項はアメリカとイギリスと中国が日本を脅すくだりである。この部分の「イギリス」国名の表記が面白い。第一項ではGreat Britainと記されていたものが脅し文句になるとthe British Empireになっており、本国だけじゃ無いぞ世界のイギリスが日本に最後の打撃をくらわすべく着々と兵力を増強しているのだぞと言っているわけである。
このポツダム宣言は7月26日出されたものの、日本はこれを「黙殺するのみである」と当時の鈴木首相はコメントしそれがignore it entirely あるいはrejectと訳され報じられたのである。
そして8月15日ポツダム宣言を受け入れ戦争は終わった。
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