ノーベル経済学賞はノーベル賞ではない
新宿で学生が出品したアート作品を見てから病院へ。会える時に親父に会っておかねば。気がつくと口もきけなくなっていたというのがお袋の時の後悔である。しかし病室に入るとすやすやと眠っており仕方なく本を開く。藤井聡『〈凡庸〉という悪魔—21世紀の全体主義』晶文社2015を読む。驚きの新事実。ノーベル経済学賞の正式名称はアルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞でこれはノーベル賞ではないのである。
なぜノーベルが金儲け理論に賞を与えるのかが不思議だったのだがこれで合点がいった。この賞は経済の自由化を目指し、国家介入を排除するために金融機関が勝手に新自由主義経済学者の地位をあげてプロパガンダするためのものなのである。
目が覚めた親父にそのことを話すと頷いていた。金曜日なので「デモに行ってくると言う」と「我が息子のその心意気が嬉しい」とにこにこしていた。国会前は人まだ閑散としており、首相官邸前に行って少々様子見。阿佐ヶ谷で友人と会う。
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