岩床 鶴見俊輔の『文章心得帳』を読んでから鶴見のファンになった。中島岳志が鶴見俊輔を岩床と呼び、ぶれない保守だとして鶴見の対談集を編んだ(鶴見俊輔『昭和を語るー鶴見俊輔座談ー』晶文社2015)。そして中島曰く鶴見の岩床は表層の思想なんてものでは無くて態度と人柄と言う。僕はまだ思想を信じたいけれど、あるところでそうではないという気持ちになりそうな気もしている。果たして自分には岩床があるだろうかと心配になる。自分の岩床とは何か。 2重人格でもいいと思っている自分の中にそれらを統括するメタの自分がいてそれが岩床になればいいなと思うのだが。
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