物々しいダッカ
僕が初めて行った外国の都市はローマだった。とずっと思っていたが、実はダッカだった。当時一番安かったチケットはパキスタン航空で首都ダッカでトランジットだったのである。さてダッカに着くと物々しい警戒でパリのテロの影響だろう入国審査は一向に動かない。我々は海軍の方が迎えに来てくれて少しは楽だったが、それでも30分は待っただろうか。市内も主要なホテルの前には長い銃を持った軍隊らしき人間が1メートルおきに並んでいる。これはもう尋常じゃない。聞くとイスラム原理主義のグループがかなりいて、これを機に何かが起こるのかと心配しているのだそうだ。
早朝もジョギングしようとすると危険なのでホテル前の道路を往復してくれと頼まれた。こんなことは尖閣諸島でもめていたときの南京以来である。ダッカ市内は建設ラッシュでいたるところに工事中のビル。驚くのは全てコンクリート打ち放し。アジア諸国、いやラテンアメリカも骨をRCで作り壁はレンガというのが普通だと思っていたがここは違う。15階建てのこの建物の打ち放し。ポンプ車などないだろうからコンクリートは最上階で練るのだろうか??さすがカーンが国会作った国である。
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