再びカーン
今日は戦犯裁判に反対するストライキがあるらしく、街は危険状態にあるようで車もリキシャも信じられないくらい少ない。ただ都心の警戒地区は安全とのことで、国会も海軍副司令官の特別の配慮で案内していただくことができた。撮影は禁止なので写真はないが、初めてじっくりと見たカーンの建築に圧倒された。水の国(洪水の国)を象徴する建物として池の中に作られているし、電気の乏しさを配慮して電気が消えても使える自然光の配慮、メンテも頻繁にはできないだろうということで高級な仕上げはしていない(という説明はあまり科学的ではないが)とのこと。1964年にスタートして74年から使い始め完成は82年。円形の議事堂の中の天井のコンクリートのボールと天井は圧巻だった。ぜひ日本の学生に見て欲しい建築の一つである。
午後JICAを訪ねご挨拶。なんとダッカのJICAには50人以上の職員がいるとのこと。日本からの技術協力について日本と同じような発展の仕方をたどると公害や交通渋滞など様々な同じ問題を引き起こす。ぜひ新しい技術援助と発展の仕方を考えて欲しいものだと述べた。
日本大使館に渡邉大使を表敬訪問。理科大の篠塚教授(元バングラデシュ大使)の話をすると2代前の大使だったとのこと。今後ともお世話になる可能性もあるしよろしくお願いしますと挨拶し作品集をお渡しした。
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