理科大二部卒計、卒研発表会
今日は理科大工学部二部建築学科の卒業設計、卒業研究の発表会である。二つの教室で研究と設計の発表が同時並行進行中である。僕の研究室では一人を除いて全員卒業設計を行なっている。いつも言っているが卒計の取り組みには3種類あって、①原理を追求するもの、②現状を否定してなんらかの制度批判をした上で提案するもの、③現状を許容してその中で何ができるかを問うものである。今回は①を行ったものが一人、②を行った人と③を行った人は同数である。例年そんなものだろう。そして①を行うのはとても力が必要で毎年すごく力がある人がこれにチャレンジしていい作品を作るのだが、今年はもう一息。また②を行うのにはテーマが重要でテーマを探すのがとても難しい。いいテーマを見つけられるかどうかは常日頃の問題意識による。今年はそういういいテーマを見つけられた人は少ない。とういわけで相対的に③現状を肯定しながらその中で可能なことを考えるという地道な作業が今年はいい案に結びついたようである。
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