理科大宇宙教育
今朝の朝日新聞に理科大の宇宙教育の話が掲載されている。向井千秋さんを副学長に招き、彼女は国際化を1年担当し今年から宇宙教育へと理科大の視野の拡大の屋台骨を背負っている。
何事にも手厳しい配偶者は宇宙教育をする前に若い子に教えねばならぬことはもっとたくさんあるでしょうという顔をしているが、それはもっともとはいえ宇宙教育に僕は意味を感じている。それは日本を出てglobe(地球)を見て歩くことで日本が見え日本という「ネーション」にこだわることの意味と無意味が分かるという理屈の延長上にある。本来globalizationとは国際化ではなく地球化であり、我々はみな地球人であることに考えを寄せればグローバリゼーションも有意義なものになりうることである。
それを敷衍して考えれば宇宙に出て行って地球を見れば「グローブ」にこだわることの意味と無意味が見えてくると思える。南北が東西が意地をはりあってきた歴史の悲しさに気づくはずである。その意味で同じ理科大人として宇宙教育の哲学に大いに期待したい。
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