堤清二の屈折 御厨貴、橋本寿朗、鷲田清一編『我が記憶、我が記録—堤清二✖︎辻井喬オーラルヒストリー』中央公論新社2015を読み驚く。彼のものの見方は右左ではなく人間としての一生懸命度だという点。でもそれは否応なくやらされた親父の秘書だったり、無理やり継がされた西武百貨店によるのだろう。驚くのはかなり若くして堤の籍を抜き、康次郎の遺産を受け取らないという一筆を書いていることである。本書にはそのコピーが載っている。
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