雰囲気の美学建築版があった
辺見が進めてくれた次の本が届いた。アルベルト・ペレス=ゴメスの『ATTUNMENT —Architectural Meaning After the Crisis of Modern Science』MIT Press 2016出来立てほやほやの本でアマゾンアメリカでは5星がついている。この本の醍醐味は昨今の建築は「形の発明」か「サステナビリティ技術」の両極に引き裂かれ本当の人々のための建築がないという状況認識である。そして彼のテーマはドイツ語でいうStimmung(気分)。英語で言うとMoods とかAtmosphereとなりこれらをキーワードにして分析が進む。これは美学者ベルノート・ベーメの考察に近い。しかしゴメスはこの考察を建築からスタートさせている。
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