ソ連という帝国 帝国に関する読書第一弾は佐藤優『自壊する帝国』新潮文庫2008である。この帝国とはソ連のことであり、しかもソ連が他国に侵略したという意味ではなくソ連という連邦が既に目に見えない宗主国(あえて言えばモスクワ)を中心に、ソ連邦を構成する共和国を属国化したという意味である。佐藤優は外交官ではあったが、7年以上ロシアにおり、とても普通の外交官では踏み込まない危険な一線を飛び越えた人のようである。読み応えがある。さてしかし、属帝国調査の目的は属国の建築が宗主国に同化したかどうかを見極めるためである。残念ながらこの本からはわからない。まずはバルト3国に行ってみるか?
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