南北の戦い
ロバート•ベン•ウォーレン留守晴夫訳『南北戦争の遺産』圭書房2011 を読んだ。トランプが勝ったこの国は南北戦争を知らずして理解不能と思ったからである。誰かがアメリカは未だに南北戦争をしていると言っていたが、僕はむしろ戦った後の彼らのノーサイドの発言に少々感動していた。そのあり方は正に南北戦争で徹底して相手が降参するまで戦う信念と、勝敗が決した後はお互いを尊重した姿勢と同じなのであろう。
北軍を勝利に導いた、リンカーンは徹底したプラグマティストでありアメリカ哲学の潮流を実践した。きっと戦いを怨恨にせずにゲームにできだからこそ勝利は爽やかに獲得できたのではないか?何れにしても、相手を皆殺しにするようなことのない説得の精神を是非現代においても継続していただきたい。
You must be logged in to post a comment.