疑心暗鬼
独立戦争を読み、南北戦争を読みそして20世紀を知りたく『オリバー・ストーンの「アメリカ史」講義』(オリバー・ストーン&ピーター・カズニック、夏目大訳)を読んでみた。昨日のロベルトの強制収容所を生み出した軍事政権がアメリカ政府のてこ入れでチリの次に作られたことが書いてあった。それを遡ること10年アメリカはキューバーを認めたブラジル政府を転覆して軍事政権としていた。これに反発したアジア諸国の中で最初に目をつけられたのはインドネシアのスカルノで対抗勢力のスハルトを持ち上げ、100万近くの人々を史に至らしめた。これはベトナム戦争の陰にかくれた20世紀最大の大量虐殺である。
アメリカ憲法には国民自らが武装して自らを守れと書かれている。この国のトップは常に疑心暗鬼となりまだ見ぬ敵を追い払おうとする。この大国の小心が建国以来この国を支配してきているのである。そして世界中で世界の警察のふりをして自国に不利になりそうな気配を感じてはその消火にあたる。そしてその消火が逆の攻撃を受けそしてまた消火に出向く。トランプもまた同じことをするのだろうか?同じ地球の人間であることを今一度考える器量はないだろうか?
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