国際会議れんちゃん
午前中EU japan 建築会議の打ち合わせでセルバンテスインスティチュートに出向く。およそ1時間の会議ではあったがとんとん拍子にテーマが前進。
「Blue Architecture サスティナビリティを超えて」のサブテーマとしてヒューマニティとテクノロジーが浮上しその下に移民問題、災害問題、そしてそれを支える社会と技術へと発展した。一見サスティナビリティと関係なさそうだが、建築という技術的に語られすぎた領域に社会という視点を組み込むことで本当のサスティナビリティが語られるはずである。これは例えばエコシティを作るにはまずコミュニティを作らなければいけないという最先端の知見を知れば納得のいくことであろう。
夕方山名先生のお誘いでリスボン工科大学教授、DOCOMOMO 議長のアナ・エストエスの「アフリカ建築における近代性」の話を駒場に聞きに行った。実に面白い。やはり大航海時代に世界を制覇した二つの国そしてその後の帝国主義の国々は世界に彼らの建築を流出しているのである)。松村先生はそうした流出物をクレオールと称して新しいものとして生まれてきていることを指摘していた。この辺りのローマ時代から起こる建築のグローバリズムは実に興味深い。執筆中の本に書いていることが壮大に話されていて迫力のあるものだった第一回から聞けばよかった。そしてもうすぐいく研究室の学生の語学力の低さをお詫びした。
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