師匠論
朝、六本木の青山ブックセンターまでジョギング。建築の制作論としてまずは自らのスタイルの生成のメカニズムを考えている。そこにはどうしても師匠論のようなものが必要で師匠をどう乗り越えるのか、すり抜けるのか、否定するのか?あるいは師匠なしで時代を師匠として乗り越えるのか?時代も含めて師匠乗り越えのメカニズムを知りたい。今月号の『文藝春秋』は「私の師匠」特集である。小説家、政治家、哲学者、力士、俳優、建築家までいる面白そうである。ヴィヴィアンウエストウッドの自伝は大部の書。学校時代から綿密に書かれている。土門拳は二人の愛弟子が独立するところまで記されている。槇文彦の漂うモダニズムは半分は自伝。セルトから何を得て何を得なかったのか興味深い。松隈さんの前川論はおそらく松隈さんの独論をもとにまとめたものでずっと読みたかったものである。一体前川はコルビュジエから何を得て何を否定して前川になったのだろうか??
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