講義が続くワークショップ
今回のワークショップはサンマルチン大学がすでに四年間続けているラテンアメリカの国際ワークショップであり、それに今年から読んでいただき参加している。参加国はラテンアメリカ4カ国(アルゼンチン、ボリビア、コロンビア、グアテマラ)と日本である。しかもアルゼンチンからは4つの国立大学(ブエノスアイレス大学、サンマルチン大学、ラプラタ大学、ロサリオ大学)が参加している。このやり方がちょっと普通のワークショプとは異なり、サンマルチンという大学のある場所の地域の特性を政治、経済、科学、都市計画などの見地から研究するためにその方面のプロフェッショナルが来て講義するのである。土曜日に3つ、月曜日に3つ(これらに僕は参加できなかったが)本日は午前中に3つ、午後に2つあった。午前中の3つはまず、人権的見地からのレクチャーで野党議員。彼のレクチャーは政治演説のごとき迫力だった。二つ目はアーバニストがサンマルチンとサンミゲルを分かつレコンキスタ河の流域の話をした。三つはサンマルチンの市の職員の話。午後は最初に気象学者がサンマルチンの気候を、次に経済学者が不足する住宅をどういう構造でどのくらいの速さで作るのが経済的かについて話をした。この調子で明日も明後日も講義は続き、講義が終わるとやっと作業ができるのである。今日は講義が夕方5時に終わりそこからはじめてプログラムを作る議論を担当教授で議論して、そしてチーム分けして学生たちに議論をさせるところまで進んだ。チームは日本学生が1チーム一人ずつ、グアテマラ学生とアルゼンチン学生が1チーム一人か二人で分配された。議論は極力スペイン語にならないようにお願いするのだが、やはり目を離すとすぐスペイン語になる。アルゼンチン人は英語が苦手である。
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