ロースのフェミニン攻撃
ウィグリー翻訳。本日の感想。今日の節題はDressing down feminineフェミニンを批難するである。批難する主語は、アドルフ•ロース。ロースは装飾を否定し、当時ファッションデザインをする建築家が横行していたのも軽蔑した。その根底に流れるフェミニンを批難したロースはしかし不思議である。というのもゼンパから引き継ぐ建築におけれ被覆の原理はファッションと通ずるし、ロースのインテリアは明らかに被覆の原理を想起させる装飾性に満ちているからだ。ロースは分かっていたはずである。言っていることとやっていることのズレを。ロココの代表的建築家ボフランは著者『建築書』でロココ批判をしたそうで、こういうことは時代の流れを感じる自分と本能によって駆動する自分との間のギャップによって生まれるのであろう。
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