レモン40回
レモン画翠が毎年行っている卒業設計展が今年は40回となりそれを記念したブックレットが作られ送られてきた。内容は40回記念のシンポジウムと、過去の出展者へのアンケートそして40回の節目節目の卒業設計ダイジェスト。シンポジウムはこの5月に行われた。司会は門脇耕三さん、登壇者は五十嵐太郎さん、古澤大輔さん、中川エリカさん、西牧厚子さん,私である。ちょうど40回の歴史を語れるような人選である。当時のレンモン展、卒業設計の位置付け、卒業設計の生かされ方、将来を決めた分岐点はいつか、などなど質問に答えながら時代を語った。聴きながら当たり前だが時代は移り変わるということを痛感した。また質問のアンケートでは同様の質問がなされた。アンケートの回答とは別に出展者の所属を調べてみるとちょっと面白い結果が出ていた。今から10年くらい前までは出展者の職種はアトリエ事務所だったのが、10年前に逆転して今は組織事務所で働く人の方が多いのである。安定志向なのか、仕事がなくなったのか?面白い傾向である。また過去の卒業設計ダイジェストに山梨の作品が載っていた。山梨とこれだけ付き合っていても卒業設計の話などしたことがなかったので彼が当時からグリーン建築を作っていたのを知って驚いた。彼は根っから日建に向いていたんだ。
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