日本語能力をどこまで問うか?
二部の教員に朝9時からの会議は辛いのだが(早く起きてはいるが朝は朝でやることがいろいろあるのだ)毎月1回国際化推進会議というものがあり私はその委員。来春で学長室が代わるので副学長である議長はそれまでの半年でやり残したことを片付けたいとおっしゃる。その一番重要事項は、大学院留学生試験の要項に書かれている日本語の能力を問う文言である。
先日の学会で初日私が聞いたセッションで7人くらいの発表者中2人が英語発表。次の日私が司会のセッションではやはり7名程度のうち一人が英語発表であった。そこでは発表後のQA で会場からの質問者がいなかったので司会の私がしたのだが「日本語で大丈夫ですか」と聞いたら「no」と言われ簡単な英語の質問をした。
今どのくらいの大学が未だに大学院入学に日本語力を要求しているかわからないのだが、文系科目ならまだしも理工系でこれをしていると、明らかに本学への優秀な留学生の数は減るだろう。私たちが留学先を選ぶときに英語教育がなされているかを調べるのと同様に彼らも英語教育の有無をチェックしているのである。私は数年前からそれを削除してほしいとお願いしてきたが未だに残っている。やれやれ、、
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