日本を棄てない
山名さんに勧められて読んでみた『棄国ノススメ』新評論2015。著者は山名さんの友人だそうで。40半ばにして右傾化する日本に嫌気がして家族でチェコに渡るという話。棄国という言葉が示すとおり著者は日本を棄てる覚悟でチェコに行った。亡命という気持ちだったと書いてある。
そもそもこの本を読むきっかけは僕がフェイスブックに次のことを書いたのが始まり。選挙で与党はば莫大な税金を使って平然と選挙をして何事もなかったのように勝利して与党を続けるのだろうと思うとうんざりだと。これに対して山名さんがこの本をお読みくださいとアドバイスくださったわけである。
しかしこの本を読んで思うけれど、僕は日本を棄てるほど日本が嫌いではない。右傾化してそして教育に金を使わず戦争したがる政府が気持ちわるいけれど、いいこともたくさんあるし、楽しいこともある、美しい日本の風景や建築も好きだからやはり日本は棄てたものではない。ただしそういう日本に帰属しなさい、愛しなさいと言われると少々考えさせてくださいと思うということである。
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