歴史の書き方
昼からウィグリーの翻訳読み合わせ。やっと3章が終わった。だんだんわかって来た。この本は、ムテジウスあたりを下敷きにして、ギーディオン、あるいはモダニズムという歴史記述を批判する本なのである。特に、そもそもファッションをベースにしたプレモダンのデザインがモダニズムに移行した時にあたかもファッションは悪者であるとしたのがギーディオンだと言うわけである。しかもその理由は女性的であり、性的であるから。しかしどうもウィグリーはそういう批判も絶対だとは思っていない節がある。この本は9つに分かれているがcaphapterではなくtakeである。つまり近代建築と言う事実を9つの書き方で描くつもりなのである。そのどれもが事実であるかの如く。
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