存在 轟孝夫さんの書かれた存在と時間の解説書が評判で読んでみたら実にシンプルで分かりやすい。曰く「存在」とは「時間」であるというもの。建築に即して簡単に言えば、建築の存在とは「ある時間の中でその建築が他の存在者とどうかかわるかという姿のこと」。そしてそれを問うのがハイデガー哲学なのである。原広司の問う「様相」も塚本さんの問う「振る舞い」も根っこは「存在」にあるのだと思う。
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