黒川紀章 高校の頃黒川紀章の『ホモモーベンス』を読んで都市計画も面白いなと思った。その後建築家としての黒川紀章にさほど魅力を感じたことはなかったが福岡の銀行本店(1975)は吹き抜けの外部空間が公共的で好きだった。この日本赤十字本社(1977)にもそうした建物を貫通する外部空間が作られている。この頃までの黒川は正当モダニズムのヴォキャウラリーで建築を作り上げるが80年代に入ると形態は操作的になってくる。1977年はジェンクスの『モポストモダニズムの建築言語』が世に出た年である。
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