2018年の抱負
毎年今年はどうやって学生を教えようかなと考える。教えるコンテンツの問題もあるがどのようにそれを染みこませるか教育学的なメソッドを考える。きっとこれは高校大学と運動部の主将をやりながら練習メニューを考えていたころの名残である。どうしたら部員のモーチベーションが上がるかが最大のポイントであり、これは運動も勉強も変わらないのである。去年からやっているフリップクラスをもっと徹底することを考えよう。なんとか教室を改良してディスカッションを定着させたいと思う。
方法ととともに新しいコンテンツ作りも考えている。今年は前期に上智大学、後期に東京芸術大学で講義をする。どうせやるのだからひとつ新しい講義シリーズを作ろうと去年から試行錯誤。先日そのさわりを千葉工大で話してみた。タイトルは『建築の制作』。論理から構築へと向かう建築の最もスリリングな話になるはずだが未完。春休みは幾つかの大学で卒業設計のクリティークをし、夏にはアルゼンチンのサンマルチン大学、グアテマラのイツモ大学に行ってレクチャー、ワークショップなどを行う予定である。
冬休みはそんなイベントのための勉強をと思っているうちに年が明けてしまった。スケジュールというモノは放って置くとさっさと埋まっていくので恐ろしい。去年と違って今年はやることが多い年末であり時間がうまくとれなくて困った。でも年末が忙しいと次年は収穫があるものでこれはこれでいいことなのだろう。研究室共同研究設計やOFDAのデザインが幾つか並行して進む予定である。SD賞をいただいた「運動と風景」も着工にむけて前進中。いろいろなことが少しずつじわじわと進む2018年である。
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