明治学院大学の建物
数年前に小さなプロポーザルに負けたのだがどうもその相手はヴォーリズ事務所だったらしい。詳細は知らされなかったので憶測にすぎないが。日本のミッション系の教育施設ではいたるところに彼の痕跡がある。ウィキペィアでは生涯設計数が1500を超えると書いてある。日本に60年間いたので単純に割っても年間25個ずつ竣工した計算である。
明治学院大学のチャペルもヴォーリズの設計で1916年にできている。レンガ造一部鉄筋コンクリート造である。切妻急勾配の屋根が特徴的。ヴォーリズ36歳の時の設計である。ここにはHMランディス(宣教師)の設計と言われる記念館(1890)も建っておりこちらの方が古くそしてこちらはレンガ造一部木造である。両方とも100歳を超えた長寿建築である。このキャンパスには内井昭蔵,晩年の巨大な建物も建っている。大学建築は敷地があればあるだけ建てたいという傾向がある。理科大もそうだがつなげるだけつないで巨大化する(シザのポルト大学の建物のように少し抜いてやるとホッとするのだが)。
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