ツバメの建築
ツバメアーキテクツの山道くんと最初に会ったのは今から5年前のブエノスアイレスにおいてであった。塚本さんとやっていたワークショップのファイナルレビューにサンチアゴから飛んできてくれて、クリティークをし、その晩皆でクラブに夜の観察に出かけた。そんな彼とはその後も僕のやるラテンアメリカ絡みのイベントには大体来てもらうし、そうじゃないイベントにも来てもらう、つまりなんでも来てもらう。もはや親友である。彼らの事務所がKJに特集されたのは去年の10月ですぐに送ってきてくれたが読む暇がなくて本日じっくり読んでみてわかった。いや前から大体知っていたが彼らも「社会が建築をつくる」と思っている私と同じ思考回路である。しかし僕は社会が建築を作ったあとにあるいはその途中にそれと主体との徹底した葛藤を挿入しようとしている。彼らはそれをストレートにつくる原動力しようとしている。そこが違うということがわかった。かれらのそのストレートな方法論はソーシャルテクトニクスと呼ぶのである。
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