民主主義は生きている
世界の民主主義は危機だという。フランスでアンケートをとると国民の8割は民主主義が機能していないと考えている。オックスフォードディクショナリーが今2016年の今年の言葉として「ポストトゥルース」を選んだ。多くの識者が民主主義はトゥルースを明らかにするシステムではないと言う。そして実際もはや我々の周りでも何が真実なのかがわからない事態が続出している。国のトップが平気で嘘をついている(らしい)状態をだれも咎められない現在の事態はかない危機的であると思われる。民主主義は有効なのだろうか?社会が数十年悪くはなれどよくならないこの状態は民主主義のせいなのだろうか?
難しい話だが私はそうではないと思う。民主主義はまだ可能性があると思う(思いたい)。自由平等友愛の精神は多少改良すればまだまだ生きていけると思っている(丸山俊一+NHK「欲望の民主主義」制作班『欲望の民主主義ー分断を越える哲学』幻冬舎2018)。
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