成城学園
母校成城学園の設計に専念するためにレイモンド事務所を辞めた増沢洵は弱冠31歳。その後成城学園の様々な建物を設計して1977年学会賞。写真の澤柳記念講堂は1976年増沢が設計したものを、2015年日建設計がリノベした。また正門脇の図書館は1989年竣工。増沢他界の一年前。設計は、栗原嘉一郎(1931-)氏と増沢建築設計事務所との合作である。増沢の血が流れるキャンパスである。思えば大学キャンパスはこういうマスターアーキテクトの血が流れていたのだが多くのキャンパスでのその血が抜き取られつつある。成城はそうならないように願いたい。
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