駐輪場
高校生の最終学年になって進路を決めるのに陶芸やろうと思って芸大を受験したかったが親父に反対され次なる進路を探していて建築が見つかった。そこで古本屋で建築の本を漁ってとりあえず適当に安い雑誌など買った中の一冊が77年の都市住宅だった。それは阪本一成、伊東豊雄、室伏次郎、黒川哲郎の特集号だった。当時の若手のエースだったのだろうが高校生には訳の分からぬ建築だった。一番建築らしく見えたのが黒川さんのものだったのを覚えている。
そんな黒川哲郎が1994年に作り1998年に公共建築賞をとった吉祥寺駅末広通り自転車駐車場がこれ。駅から少し離れた裏道にひっそり建っている。今から20年以上前にきちんとした公共の駐輪場を整備した武蔵野市もえらいものである。
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