東工大蔵前会館Tokyo Tech Front
UCLAから帰国した頃(1985)日本の建築の流れが変わったと思う。坂本一成、伊東豊雄らが生きられた家を実現化し始める。イクスクルーシブな篠原建築に二人はインクルーシブな立場を示す。UCLAでインクルーシブなムーアの教育を受けて来た坂牛の修論は篠原先生が退官前年という理由で篠原坂本共同指導となった。しかし実質的には坂本先生に見ていただいた。イクスクルーシブな自分の中にインクルーシブな思考が成長した。坂本先生との出会いは大きかった。これがなければ今の自分はない。
坂本先生のエッセンスは住宅に凝縮しているが、この東工大蔵前会館Tokyo Tech Front(2009)にもさまざまな形で坂本流が現れている。大学の門をとっぱらたのもその一つである。
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