中庸 ヴィットゲンシュタインによる分析哲学の後にそれを批判するポスト分析哲学はネオプラグマティズムに先導された。その主役はローティーである。簡単に乱暴に言えばある社会の中でば大事なのは科学的真理を追究することではなく、相手と同意することだという。それを彼は連帯という。この二者択一のどちらにも加担しないというのが著者の立場である。そして僕もずっと前から、自らの著書の中でも、申し上げているが背反するどちらかに定位しない。中庸が最もラディカルなのだと思っている。
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