ワークショップ無事終了
さてワークショップのファイナルレビュー。昨晩何時までやってたのと聞くと一番早区帰宅したグループが午前1時、一番遅いのが朝5時。というわけで皆ふらふらかと思いきやなかなか立派な最後のプレゼンだった。スエ教授、ディーンのテイシェン教授も来てくれたのが嬉しい。彼はUCLA出身でUCLAをこよなく愛しているようで私が同窓であることを何度も皆にアピールしていた。1週間ご 苦労様でした。そして私を呼んでくれたフェデリコに感謝。
それとは別に
国際ワークショップで何を得るのか1)異なる価値観の建築家のクリティークを受けること 2)自分の大学の課題では考えないような課題を考えてみること 3)実際に何かを作るという経験をしてみること。いろいろな言い方はあるにしても結局は「建築を通して異文化(異なる価値、方法、人)に触れ自らを拡張すること」だろうと思う。では自分にとって何が広がっているのだろうか?深く考えたわけではないけれど今年のワークショップで自分が受けた大きな変化は、ペルーでは土地に対する考え方が変わった。土地とは極めて政治的なものなのだということに驚いた。グアテマラではサスティナビリティへの考え方がもはや今まで通りではだめだという認識に感化された。そしてここ台湾では建築の簡易実験性を理解した。これらの自己拡張が起こる契機は必ずしもその土地の場所性にあるわけではなく、ワークショップの課題、そこで行われる教員同士の議論、学生の振る舞いなど様々なことに起因する。それは何であってもいい。国際ワークショップだから国際性だけが重要なわけではなく、国際ワークショップだからこれまでに経験していない何かに触れる可能性が高まることが重要なのである。さてその意味で今回参加した学生が何に触れることができたのか?皆そのことを考えてみてほしい。それがここにきたことの意味なのだから。
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