今年の確認事項
建築には色々な能力があるのだけれど、自らの生や感情を確認する契機となる力に注目したい。ベルグソンはいいことを言っていて人間は常に変化して何に対してもいつも違う感情を抱いているけれど、人は自分の実なる感情を自覚する前にその感情を生み出している対象とその対象の名前からその感情を受け取ってしまうと言っている。そこで人間のこの悲しいメカニズムを排除するために運動による体感として建築を受け取ることを考えている。運動の「流れ」を強引に建築的主題の中央に置いてみると建築はどうなるのだろうか?SD賞をいただいた「運動と風景」はもうすぐできるし杉並の子供の施設もそういう運動として体感する建築と言えると思っている。
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