コミュニタリアニズム
ソーシャル建築は昔はソーシャリズムに結びつくのだけど、現代ではサンデルが説くコミュニタリアニズムに後押しされるものと言えそうだ。コミュニタリアンニズムはリベラリズムと次の点で異なる。それはその制度政策の妥当性の基準がコミュニタリアニズムは善い/悪い、リベラリズムは正しい/正しくないに根拠付けられる点である。善い/悪いはとある共同体の中で了解される生の基準であり、正しい/正しくないは善い/悪いが異なる基準を持つ複数の地域にまたがる場合にそれを律する上位の規範的基準なのである。つまりリベラリズムはよりグローバルを志向し、コミュニタリアンニズムはよりローカルを志向すると言えるだろう。
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