世界は存在しない
本書は前書『世界は存在しないのか』が話題を読んだマックス•ガブリエルがNHKで街を歩きながら、スタジオで、様々な問題について語った言葉をつなぎ合わせた本である。前書も本書も彼の主張はポスト構造主義、さらに現代に近づきポストトゥルース以降のとても真っ当な、常識的な哲学のように思える。世の中を虚構と捉えて全てを相対化するのではなく、世界というイデーがあるという形而上学に陥るのでもなく事実はある。事実を知り確認する努力をせよという。
だから確認できないことは存在しないことになるわけである。
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