ステレオトミックな作り方
建築家の古澤さんが言及されていた「運動と風景」の内外の印象の変化はこの建物のステレオトミックな洞窟的な性格によるのだろう。昨晩社会人ゼミでK君が僕の建物はテクトニックなものは少ないと指摘していたがそうだと思う。ステレオトミックな建築は物理的には閉じやすい。この建物もシルバーキューブである。しかし意味的には地下のアルファスペースが開かれた場となっている。住宅の玄関としては例外的な大きな框ドアの透明性がそれを示している。
話しは違うが先日来た中国の建築家たちはこの外装の精度に驚いていた。予算に合わせた工場生産のガルバサイディングは手づくり感に欠けると我々には見えるのだが。
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