学ぶ
先日芸大に行った時シンポジウムを聞きに来た芸大先に懇親会で「先生の書いた『建築の規則』読んで勉強してます」と言われた。あの本は出版して10年経つけど地味に読み続けられているようで著者冥利に尽きる。そして続けてこう聞かれた。「あの本には美術のことが沢山書かれていますが、いつ勉強されたのですか?」僕が美学を勉強したのは日建やめてからである。美学の父である哲学は高校時代から背伸びして読んでいたけど美学を体系的乱読したのは独立して暇になってからである。その頃からの読書が今の自分を作っている。そこで得た教訓は独立とは仕事をしないこと。質素な生活だったけど有り余るほど本読む時間があったあの頃は最初で最後の至福の時間である。
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