社会の病巣
ベルリンに住む韓国の哲学者ハン•ビョンチョルが『疲弊社会』で記すようにかつて社会の敵はその社会の外にいて侵入してきたら武器で殺せばよかった。しかし現代社会の敵は達成社会と呼ばれる社会それ自体に巣食っていてこれを殺せる武器はない。この推移は病理学とアナロジカルでかつて病気は外部からウィルスなどが侵入しておこり抗生物質などで処置した。しかるに現代の病は精神に潜んでいてそれを殺せる薬はない。
つまり現代社会は様々な病巣と共存する強い体とふてぶてしい感性が必要なのである。と最近様々な局面で感じる。
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