流れと命
先ほどカモメブックスで立ち読みしたエイドリアン・ベジャンの『流れといのち』は前著『流れとかたち』に続く流れ第二弾。流体力学の専門家だから当たり前みたいだけど彼は流れは物理法則だけど、だから生命、非生命全てに当てはまると言う。そもそも物理の語源physikaは自然と言う意味だったのだからと著者は言う。ここで田路さんがこの間とりあげていたphysisを思い出しどちらも動きを基本に置く。ベジャンは生命も非生命も流れ(運動)を促進する形に進化すると説く。それを彼はconstructs lawと名づけている。つまり最近の僕のデザインテーマ「流れと淀み」「運動と風景」は物理的に自然なことなのである。と言う確信を得たのでした。こういう本はいつも行く丸善のいつも行く書架のあたりでは見つからない本なのでカモメブックストでの収穫だった。
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